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2006年7月20日 (木)

青山娼館 小池真理子

東京青山の裏通りにある「マダム・アイナス」という会員制の高級娼館が舞台である。主人公は奈月という女性。彼女の母は自分のことしか考えずいつまでも男を追いかけており奈月は嫌悪感を抱いている。愛されたことのない奈月はやはり自分を愛してはくれなかったがぬくもりを感じることはできた妻子ある男性の子を産み育てる。私生児として育てていたその子は2歳のとき、二日酔いの母に子守を頼んで仕事に出ていた間にベランダから落ちて死亡。

その不幸をきっかけに「マダム・アイナス」で働くことを決める。ここは友人の紹介であったが、その友人はその後自殺。相次いで大切な人を失った奈月は虚無・怒り・悲しみといった感情の中働き始める。愛するということは、生きるということはを考えさせる内容である。

その娼館は入会金1000万円、1年300万円というものすごい値段であり、会員も働く女性も経営者マダムの気に入った人のみという設定。あまりに私が生活する場とはかけ離れており現実感がない。普通「体を売るとはなんと潔いことだろう」などという考えは浮かばないし、それによって精神が蝕まれていくと思うのだが、ここでは違う。奈月はものすごく強いのだ。決して自分を失わない。必死で生きている、そして恋愛とは異なる究極の愛を手に入れる。

娼館であるもののこの小説でえがかれる客(会員)は紳士ばかりであるので気高い女性という感じが成り立ってしまうのだろう。

マダムと従業員野崎との愛の形も私には理解はできない。しかし、舞台があまりに現実離れしているためこんなのもありなのかなあと納得させられる。

一気に読めるし、おもしろかったことはたしかです。

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